再生可能エネルギーの利用例
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<地下水熱ヒートポンプシステム>
地下水は年間通して15℃前後で安定した温度を保っており、夏は冷熱源として、冬は温熱源として用いることで、空調の消費電力を抑えることが可能です。例えば医療福祉施設では、これまで使っていた冷温水発生器による全館空調を、地下水を熱源としたヒートポンプシステムに切り替えることで、光熱費を大幅に抑えつつ、同時に水道コストや設備維持管理費の削減にも成功した例があります。
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<温泉熱ヒートポンプシステム>
温泉は貴重な温熱源でありますが、余剰分や、かけ流し排水は、そのまま捨てられてしまう場合があります。そこで排出される温泉水から、耐久性の高い熱交換器やヒートポンプで熱を回収し、シャワー水等の加温に用いることで、大幅に燃料費を抑え、収益を改善することが可能です。温泉水がない場合でも、浴場の排温水から熱回収している例もあります。
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<温度差エネルギー(排熱回収)利用>
工場における排温水、排気、下水などから熱を回収し再利用することで、無駄なエネルギー消費を抑え、コストダウンを実現することが可能です。例えば食品工場では、冷却水に用いた排温水からヒートポンプで熱を回収し、ボイラの代わりに温水を供給することで、冷却水のリサイクルと、ボイラ燃料費の削減を実現しました。温度差熱利用は、省エネ対策、経費節減対策として極めて有効です。
再生可能エネルギーの導入コストは抑えられる
再生可能エネルギー利用は一般的に「コストがかかる」、「費用対効果がない」、「導入が難しい」というイメージがあるかもしれません。しかし、施設の環境条件・熱利用条件を丁寧に調査し、最新の技術と、長期運用を見据えた設計によって、投資回収も短期間で可能となります。株式会社ちきたくでは、実績ベースで0~5年の投資回収を実現しています。再生可能エネルギー利用による省エネ効果をより多くのお客様にご提供します。
再生可能エネルギーとこれからの未来

建築物の省エネの概念として、ZEH(ゼロエネルギーハウス)、ZEH(ゼロエネルギービルディング)といった考え方が生まれており、それらが実現されています。今後、更なる技術開発により、ZEHやZEBは当たり前のものとなり、再生可能エネルギー利用はもっと身近で、一般的なものとなっていくでしょう。当社はこれからも、最先端のシステムを、リーズナブルかつ継続的な形でお届けするべく、技術を磨いてまいります。
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