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再生可能エネルギー:雪氷熱について
雪氷熱は雪の多い地域での普及が期待される再生可能エネルギーです。

雪氷熱について

雪氷熱は冬の間に積もった雪、冷たい外気を使って凍らせた氷を保管して、冷熱が必要な時季に利用するものです。日本では北海道を中心として導入が進んでいるエネルギーで、寒冷地でしかできない気象特性を活かしたエネルギー資源と言えます。寒冷地で行える再生可能エネルギーを探しているなら最適な方法です。

雪氷熱エネルギーの特徴

除雪や排雪、融雪などで膨大な費用がかかる為、寒冷地にとってはデメリットと言える雪氷熱ですが、積極的に利用することでデメリットがメリットに変わります。雪氷熱の特徴としては、雪氷熱には適度な水分がある為、食物の冷蔵に適していること、地域活性化のシンボルとして活用できることが挙げられます。

雪氷熱をエネルギーに変える方法と仕組み

雪氷熱をエネルギーに変える前に、まず雪を貯雪庫やコンテナ、堆積場に集め、冷気が必要になった時に活用します。氷の場合はアイスシェルターに氷を貯めておきます。そこから冷熱を採取する方法が全空気方式と冷水循環式です。全空気方式は冷却した空気を冷房室に送り温まった空気を使い、冷水循環方式は雪や氷を融かした冷水を熱交換器で循環させて使用します。

雪氷熱エネルギーの活用例

寒冷地にある空港では実際に雪氷熱エネルギーが使われています。冬期間に空港に積もった雪を除雪し、雪山を作ります。夏期に雪山から冷熱を取り出し、ターミナルビルの冷房熱源として有効活用している例があります。ここでは最大12万㎡の雪を使用して冷房を行い、冷房電力は18%ほど削減されています。

雪氷熱エネルギーの課題と解決方法

雪氷熱が抱える課題は、何と言っても冬期間の雪を融けないように貯蔵しておく貯雪庫などのコストの高さです。最近では貯雪庫やアイスシェルターなどの技術開発が進み、より適切な貯蔵条件を維持できるシステムが開発されているので、少しずつコストは下がりつつあります。

雪氷熱エネルギーとこれからの未来について

これから先は豪雪地帯のシンボルとして活用されることが見込まれる他、豪雪地帯から雪のない地域に、雪を観光資源としてイベントを開催するなどの活用方法が期待されています。イベントや自治体のおもてなしなどでPRされることで、雪氷熱エネルギーを導入しようとする自治体や施設が増えることが考えられます。

Q&A

雪氷熱エネルギーとは?

積雪が多い寒冷地で、冬期間に除雪や排雪で出た雪氷を、雪室やアイスシェルターで保存して、その冷気を冷房などに利用する再生可能エネルギーのひとつです。日本では北海道を中心とした寒冷地で普及しています。

雪氷熱エネルギーの特徴は?

寒冷地で除雪や排雪で出た、不要な雪や氷を有効活用できる所が特徴です。また、室内空気を汚染しない保温換気冷房の為、健康的で快適な環境を実現できます。

いつから活用されているのか?

再生可能エネルギーの中でも寒冷地で活用が実際にされている雪氷熱エネルギーですが、活用され始めたのは最近になってからです。貯雪庫などの技術開発が進めば、もっと寒冷地で活用が進むと期待されています。

どんな用途でどこで導入しているのか?

保冷機能を活用する場合は野菜などの貯蔵庫、冷房を活用する場合は集合住宅・公共施設・福祉施設などがあります。北海道では空港で冷房を活用する目的で導入されている所もあります。

コストはどのくらいなのか?

雪利用の場合は初期費用が1.6~11倍と高く、維持費用が0.2~0.6倍と安いです。氷利用の場合は初期費用が2.9~13.4倍と高く、維持費用が0.1~0.6倍と安いです。

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